婦人病:骨盤内臓脱
「英語では“pelvic organ prolapse(骨盤内臓脱)”といい、お医者さんは省略して“POP”と呼んでいます。女性の骨盤の中にある臓器(子宮・膀胱など)が膣から脱出してしまう状態のこと。(下図参照)
骨盤内臓脱にかかるのは、ほとんどが、子どもを産んだことのある女性で、更年期を迎える頃から症状が現われる人が増え、発症のピークは60歳代です。
とても患者数の多い病気で、生涯罹患率は10%ほどにもなります。
そればかりか「最近はもう少し若い年代で、出産直後からそのまま骨盤内臓脱になってしまう人も増えていますね。これは出産年齢が上昇して、健やかでないお産が多くなったせいかもしれません。
子宮は通常、膀胱の上の部分に位置しています。骨盤底がゆるくなり、子宮や膀胱などの臓器が下がって母体に落ち込むのが骨盤内臓脱といいます。
進行すると子宮頸部が膣から出たり、子宮が体外に出ることも。異物感があり、排尿障害を起こす場合もあります。
骨盤内臓脱は、女性特有の病気でもあります。女医さんのいる婦人科に相談できます。
