気になる乳がん検診Q&A

乳がん検査には、マンモグラフィと超音波検査の2つがあります。
年代によって、どちらをうけるかが、変わります。

◆乳がん検診のながれについて
①:視触診。乳腺外科の専門医が乳房を見たり、さわったりして調べます。触診では、乳房をまんべんなくかるくたたくように指を動かして、しこりがないかどうかや、乳首をつまんで血や分泌物が出ていないかなどを調べます。(男性医師だとちょっと抵抗があるので私は女医さんにお願いしました。)

②:マンモグラフィ検査。乳腺専門のレントゲン検査です。透明な板状の器具で乳房をはさんで撮影します。数秒間で終わりますが、はさまれるのでちょっと痛かったですね。

③:超音波検査。しこりの有無を調べる検査で、痛みはまったくありません。

●マンモグラフィを受ける時に注意したいこと!
検査着を貸してもらえますが、できればワンピースはさけ、セパレートの服がベターですよ。
制汗パウダーが肌についていると、マンモグラフィにがんと間違えられるような画像が写ることもあるので、ウェットティッシュなどでふいておきましょう。

ここからは乳がん検診の気になるQ&Aです

Q:マンモグラフィと超音波のどちらを受ければいいの?
A:年齢によって異なります。マンモグラフィは、手でさわってもわからない2㎝以下の小さなしこりも発見できる検査です。
乳腺が発達している10~20代の場合は、超音波が適しています。また乳がんリスクの高い35~55歳までは、毎年両方受けるのが理想的ですが、むずかしい場合は1年おきに交互に受けるといいでしょう。

年代別に受けたい検査

10代・・月1回の自己検診。(生理終了後2~3日が目安)

20代・・月1回の自己検診。20代のうちに一度、マンモグラフィと超音波検査、視触診。
ただし、近親者に乳がんにかかった人がいる場合は、年1回の超音波検査を。

30~34歳・・月1回の自己検診。年1回の超音波と視触診。
2年に1回のマンモグラフィと視触診。

35~55歳・・月1回の自己検診。年1回のマンモグラフィと超音波検査と視触診。

56歳以上・・月1回の自己検診。年1回のマンモグラフィと視触診。

Q:マンモグラフィは痛いの?
A:乳房をぎゅっと押されるため、多少痛みを感じます。乳房が張っている時期に受けると痛みが増すことがあるので、生理前はさけたほうがいいですよ。

Q:授乳中も受けたほうがいいの?
A:授乳中は乳腺が発達しているので、超音波検査をうけましょう。

Q:触診で問題なくてもほかの検査は?
A:手で触ってわかるしこりは、1円玉と同じサイズの直径2㎝くらい。
早期の乳がんの目安であるごく小さな石灰化の段階から1㎝のしこりは見つかりません。
早期乳がんの発見には、マンモグラフィや超音波検査が欠かせませんね。

Q:検査結果はいつわかるの?
A:2週間程度でわかります。しこりが見つからなかった「異常なし」、
しこりが見つかった「要経過観察」と「要精密検査」に大別されます。
「要経過観察」は、しこりが良性である可能性が高いものの確定できないため、必ず3~6カ月後に再受診しましょう。「要精密検査」は、注射で細胞を採って検査する細胞診やしこりの一部を切除して検査する組織診を行って、良性か悪性かを見極めます。


◆しこりがみつかったら
良性の場合・・良性と診断された場合も、毎月の自己検診と1年に1回の検査は続けることが大切です。
良性の病気として、乳腺繊維腺腫や、乳房に張りや痛みが生じる乳腺症が多く見られます。

悪性の場合・・乳がんと診断された場合、原則として手術になります。腫瘍の大きさやリンパ節への転移の有無などによって、乳房を全部とるか、がん細胞だけを取り除いて乳房を残すかが判断されます。
手術後は、放射線治療や抗がん剤治療、ホルモン剤治療などが行われます。
また、乳房を取っても、整形外科的に乳房をつくり直す再建手術を行うことも可能。

いずれにしても、手術になると体への負担が大きくなります。ご自分やご家族のことを考えて積極的に検診をうけましょう。


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