こんな婦人病があります:カテゴリー
気になる女性特有の病気。正しく理解して安心へ備えませんか?
【子宮筋腫】
子宮にできる良性の腫瘍で、40歳代の女性の4人に1人の割合で存在する一般的な病気です。
(平成11年厚生労働省報道発表資料)
【子宮がん】
子宮がんには、子宮の入口部分にあたる頸部に発生する子宮頸がんと、子宮体部の内側をおおっている子宮内膜から発生する子宮体がんがあります。
【乳がん】
日本人女性で乳がんにかかる人は年々増加しており、女性では胃がんを抜いてもっとも罹患頻度が高いがんです。毎年約3万人の女性が乳がんにかかります。
(国立がんセンター資料より)
婦人病に多い膀胱炎
尿道から進入した雑菌によって膀胱に炎症がおこる病気です。排尿痛・残尿感・下腹部痛・頻尿・尿混濁などが、膀胱炎の特徴的な症状です。
女性は尿道が約3~4cmと男性に比べて短いため、膀胱に雑菌が侵入しやすくなります。
尿が近くなり、トイレから帰ってきてもまたすぐ行きたくなったり、尿をしたあともまだ残っている感じ(残尿感)がしたりする症状で始まります。
また、女性では尿道とあそこの入口と肛門の位置が近いため排便のたびに、あそこだけでなく尿道へも雑菌が侵入しやすくなります。細菌が増殖してくると、排尿時(特に出終わる時)に痛みが現れます。
これらの症状があっても病院に行かないで我慢していると、排尿しない時にも下腹部が痛むようになります。細菌に膀胱粘膜が傷つけられて、目でみてわかるほどの血尿が出ることもあります。
血尿は、出始めから出終わりまで同じ濃さではなく、膀胱がからっぽになる最後に強くなる排尿終末時血尿のことがほとんどです。
膀胱炎では熱はでません。熱がある時は、細菌が腎盂まで上っていって腎盂腎炎を起こしていると思われます。
不潔な手や体が原因で膀胱炎になることもあります。
【膀胱炎の治療方法】
診断は、尿検査と尿中細菌培養でつけられます。これらの検査を受ける時には採尿法に注意が必要です。出始めからの尿をコップにとると、腟の白血球や細菌が混じり、膀胱炎と誤診され、その治療ということでむやみに抗生物質を飲まされること
になります。
正しい尿のとり方は中間尿といって、出始めの尿はコップにとらずに便器に流してしまい、中間の尿(厳密には尿を途中で止めたりしないで、飛び続けている尿線にさっとコップを差しだして中間の尿をとるのが理想)だけをコップにとります。
中間尿もしくはカテーテルでとった尿の中に、顕微鏡で1視野10以上の白血球がみられ、尿培養でも大腸菌などの腸内細菌が生えてくれば、膀胱炎と診断されます。
抗生物質などの服用で、普通は2週間から1ヶ月くらいで治ります。
婦人病:子宮頸がん
| ■子宮頸ガンとは、どんな病気? |
子宮は洋ナシを逆さにしたような形です。その下部3分の1の細くくびれた部分を子宮頚部、上部の膨らんだ3分の2を子宮体部といいますが、「子宮頸ガン」は子宮頚部にできるガンのことです。
20年ほど前は、子宮頸ガンと子宮体ガンの症例数の割合は4対1くらいで、子宮ガンといえば子宮頸ガンをいいました。でも最近は2対1くらいの割合になり、必ずしも子宮ガン=子宮頸ガンではありません。
他の病気に比べて、子宮頸ガンがそれほど怖い病気と考えられていないのは、初期の進行がゆっくりだからです。初期の段階で発見されればほぼ100%治るそうです。
若くても婦人科の定期健診は積極的に受けましょう。子宮頸ガンが多く見られるのは30~40代ですが、子宮頸ガンは中年以降だけの病気ではないことを肝に銘じておく必要があるようです。
| ■子宮頸ガンは、なぜできる? |
最近は、ヒトパピローマウィルスに感染して起こる「HPV感染症」が原因といわれています。ヒトパピローマウィルスには色々な型があり、STD(性感染症)のひとつである尖圭コンジローマも、このウィルスのひとつの型でおこります。
子宮頸ガンをひき起こすヒトパピローウィルスの型は、尖圭コンジローマとは異なる高リスク型ですが、セックスによって感染するのは同じです。つまり子宮頸ガンもSTDのひとつという見方もされています。
もちろ、、ヒトパピローマウィルス(HPV)に感染したからといって、子宮頸ガンになあらない女性も多くいます。ただしHPVに感染していない女性には子宮頸ガンが発症するケースはほとんどないようです。
また、低容量ピルを服用していると、頚部の粘膜がただれやすく、ウィルスに感染しやすいとみられるので、ピルを服用していつ人は婦人科検診を欠かさないようにしましょう。
| ■子宮頸ガンは、どんな症状? |
子宮頸ガンは、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。不正出血や血色やウミが混じったオリモノ、腐ったような臭いのオリモノがでるようになると、湿潤ガンに進行しています。このような症状がでたらすぐに婦人科で受診をしてくだsだい。
| ■子宮頸ガンの検査方法は? |
問診の後に子宮頚部の粘膜細胞をこすりとって採取する「細胞診」があります。痛みも出血もほとんどありません。整理中は受診できませんので気をつけてください。この検査を念に1回、3年以上続けて受診して以上がなかった場合は検診の間隔を2~3年に1回のペースにしても構いません。「細胞診】で、以上がみつかったら精密検査がひつようになります。
| ■子宮頸ガンの予防方法は? |
HPVに感染しないうように、性行為の時にはコンドームを正しく使うことが有効な手段です。また、パートナーもあなたも現在感染していないなら、ステディなセックス関係を保つのが予防法になります。子宮頸ガンに限らず、ガンは免疫力が落ちると発症します。
たばこやストレスは免疫力を低下させますので注意しましょう。そして、初期に発見されれば治るのですから、定期健診を受けるのがいちばんの予防法です。
婦人病:骨盤内臓脱
「英語では“pelvic organ prolapse(骨盤内臓脱)”といい、お医者さんは省略して“POP”と呼んでいます。女性の骨盤の中にある臓器(子宮・膀胱など)が膣から脱出してしまう状態のこと。(下図参照)
骨盤内臓脱にかかるのは、ほとんどが、子どもを産んだことのある女性で、更年期を迎える頃から症状が現われる人が増え、発症のピークは60歳代です。
とても患者数の多い病気で、生涯罹患率は10%ほどにもなります。
そればかりか「最近はもう少し若い年代で、出産直後からそのまま骨盤内臓脱になってしまう人も増えていますね。これは出産年齢が上昇して、健やかでないお産が多くなったせいかもしれません。
子宮は通常、膀胱の上の部分に位置しています。骨盤底がゆるくなり、子宮や膀胱などの臓器が下がって母体に落ち込むのが骨盤内臓脱といいます。
進行すると子宮頸部が膣から出たり、子宮が体外に出ることも。異物感があり、排尿障害を起こす場合もあります。
骨盤内臓脱は、女性特有の病気でもあります。女医さんのいる婦人科に相談できます。
婦人病:おりもの(帯下)
「おりもの」とは?
子宮、膣、汗腺からの分泌物など、子宮や膣から”おりるもの”すべてが混じりあった”粘性のある液体”がおりものです。


おりものは、膣内を清潔にするお掃除屋さんの働きをするのです。
・外部からの雑菌の侵入を防ぐ自浄作用があります。
・特に排卵日前になるとおりものの量が増えますが、これは精子が子宮内に進入しやすいように手助けしているのです。つまり受精の手助けをしてくれます。

おりものは、成人の女性であればだれにだってあるものなんです。
”わずらわしいもの”と考えられがちですが、女性の体にとってなくてはならない働きをしてます。
おりものは決して特別なものではないということ、知って頂きたいですね。

「おりものの量が気になる」という人が多いようですが、量にはかなり個人差があります。
汗かきの人とそうでない人がいるように、おりものが多い人、少ない人がいるんです。

通常おりものは、透明や淡黄色をしていますが、卵巣から分泌される女性ホルモンの量や種類(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)によって、周期的に変化します。月経の後は、少量の白っぽいおりものが見られ、次第に量が増加。
排卵期になるとドロっとしたおりものと一緒に、卵白に似た透明な粘液が出ます。場合によっては血液が混ざることも。その後は白色の状態に戻り、量も減少します。日頃からおりものの量や状態を観察して、自分の周期を知っておくとよいでしょう。
■卵胞期前半
生理後のこの時期はもっともおりものの量は少なく、さらりとした粘りのない状態
■排卵前
おりものの量がもっとも堪える時期。この時期のおりものは、透明でドロッとした卵の白身のような状態で、さわると糸を引くように粘りけがあるのが特徴。においは強くありません。
■黄体期
おりものの量はピークを過ぎ、白濁した、のりのような状態になります。下着につくと、黄色っぽく見えることも。
■生理前
再びおりものの量が増えます。おりものは白濁した状態で、下着につくと、黄色っぽく見えることも。においはやや強くなります。

■10代前半 女性ホルモンの分泌が高まり初潮をむかえる思春期。
おりものも基本的に分泌されるようになります。
量は、まだ少なめです。
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■20代 20歳過ぎぐらいから、女性ホルモンの分泌がピークを迎える成熟期。
おりものの量は次第に増えますが、ニオイは強くありません。
妊娠時 妊娠中は女性ホルモンの分泌が高まります。それにともない、
胎児を細菌から守るため、おりものの量は多くなります。
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■30代 30代半ばぐらいから、卵巣機能が充実している成熟期の後期に入ります。
量は引き続き多めですが、新陳代謝の低下にともないニオイはきつくなる傾向に。
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■40代 女性ホルモンを分泌している卵巣機能が徐々に衰え、量も次第に少なくなっていきます。
閉経期が近づくと、おりものの量も少なくなります。
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<小林製薬 サラサーティより引用>
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